歯とほぼ同じ成分（ナノ<mHAP>）の作用を常に向上させる新規処方に取り組んでいます。例えば、候補物質を選出し、ナノ<mHAP>と組合せたときの効能促進を調べています。初期むし歯にどの程度ミネラルが補給されるかや、歯面の微細構造や白色度と光沢度などを測定して評価しています。

ナノ<mHAP>そのものの改良も常に行っています。
HAPは合成方法によって粒子形態や吸着特性など、これまでに確認されていない性質を見出せる可能性があります。
HAPの改良試作を通し、従来の再石灰化によるむし歯予防や美白効果を向上させることに留まらず、様々な病気と関わる微生物の吸着除去や、さらには知覚過敏症の緩和など、むし歯以外のお口の病気への応用も試みています。

サンギはハイドロキシアパタイトの様々な特性を活かし、スキンケア用の特種なアパタイト「アパリン®」を開発し、応用しています。成分の基礎研究から製剤・製品開発まで手掛けています。

基礎研究において明らかになった、アパリンの優れた吸着性能を生かして、洗顔成分として余分な皮脂を吸着除去する性質を応用しています。サンギのスキンケアブランド「HAP+R（ハップアール）」に配合されています。

アパリンは肌ダメージの要因となる酸化した皮脂や古い角質など、肌に不要なものを選択的に吸着し、天然の潤いに必要な皮脂を残して、肌本来の潤いをサポートします。

製品開発においては、機能面だけでなく使用感についても、HAP配合製品ならではの良さをお客様に実感いただけるような製品開発を目指しています。