大学で英語を学んだ、創立者で現会長の佐久間周治は、卒業後の進路に迷わず英語教諭の道を選んだ。
生徒とのやり取りは楽しかったが、結局3 年で退職した。
その後、得意の英語力を生かせる仕事として貿易会社に就職。
勉強にはなったものの、サラリーマン生活に物足りなさを感じ、その仕事も長続きはしなかった。
「さあ、今度は何をするか」一度、自分の力で何ができるのか試してみたいという気持ちは以前から持っていた。
ちょっと挑戦してみる。そういう思いで、貿易会社の起業を決心した。
1974年、創業の地は東京都中央区入舟町。実家の空きスペースからの船出であった。
資本金は200 万円。社員は佐久間を含め3名。日本の民芸品の輸出や、海外からはワインや機械類などの輸入をスタート。こうして株式会社サンギの歴史が始まった。