15日本企業として初!
宇宙技術殿堂入り    

1980 年代に“歯を修復するのではないか”という発想から日本で生まれたのHAP 配合歯みがき剤が海外で注目されるまでには時間がかかった。各国ではフッ素配合歯みがき剤が主流であったこと、サンギの初期の研究発表のほとんどが日本語であったこともその理由かもしれない。

2000年代に入ると、欧州にある複数の企業からHAP 配合の歯みがき剤が出始め、その一部は「世界初」と喧伝した。すでに20 年以上の販売歴のあるサンギは、その誤解を直ちに訂正する必要があることを認識し、英語での研究発表を重ね、国際歯科研究学会(IADR)でのプレゼンや製品展示などを更に積極的に行うようになった。

そして2018年にはロンドン開催のIADRの国際フォーラムにおいて、サンギとして初めて「オーラルケアにおけるナノハイドロキシアパタイト」に関するシンポジウムを主催した。
今ではHAP を応用したオーラルケア製品は全世界に広がり、臨床試験を含むレベルの高い研究が幅広く発表されている。

海外での積極的な発表の甲斐あってか、昨年末にNASAのオンラインジャーナル「Spinoff」の記者から取材を受け、2024年1月にその記事がWEB掲載された。NASAの技術をヒントに、むし歯予防成分「薬用ハイドロキシアパタイト」配合の歯みがき剤を開発したユニークさが目にとまったようだ。
そして取材した記者から推薦を受けエントリーした、米国宇宙財団が宇宙技術に関する優れた開発を表彰する「宇宙技術の殿堂」を、2024年4月に日本企業としては初めて受賞した。

おかげさまで、サンギ50周年。
これからも社員一丸となって、研究開発型の企業"アパタイトカンパニー"として
あなたの毎日が、より輝くような商品を開発していきたい。

(写真は、米国の宇宙シンポジウムで開催された授賞式にて)
 ※受賞の詳細はこちら